歎異抄

歎異抄(たんにしょう)

聖人の珠玉の言葉を集めたものです。親鸞聖人のお弟子の唯円房(ゆいえんぼう)によって著わされました。聖人の死後、お弟子たちが勝手に聖人の教えをゆがめて言いふらすようになったので、お念仏の同朋(どうぼう)たちに混乱が起こりました。唯円房はそれを歎(なげ)いて、「親鸞聖人の言葉に帰れ!」との願いから、この歎異抄を著わしたのです。浄土真宗の書物では最もポピュラーであり、現代においても高く評価されています。