日頃使っている仏具。ろうそく立てや花瓶、香炉のお手入れ方法(おみがき)について紹介します。最近の仏具は様々な素材からできていますが、今回紹介するのは真鍮(しんちゅう)で出来ているもののお手入れ方法です。
※真鍮か分からない場合は目立たない箇所で試すことをお勧めします。また最近ではコーティングしている場合もあるのでその際はおみがきをすると逆にコーティングが取れてしまいますので、水拭きにしましょう。
薬品を付けて磨き上げるので、「おみがき」と呼ばれます。
必要なものは、
軍手・ボロ布(柔らかいもの)・ピカール(研磨剤)・ピカールを入れる器が基本で、
細かい箇所を磨くはみがき・汚れない用の新聞紙など適時用意ください。
※ピカールはホームセンターで「ピカールください」というと店員さんはほとんど分かります。
ここからおみがきしていきます。
ピカールを器に出します。
一例として、ロウソク立てを磨いていきます。
外せるものは全て外してから磨きます。(間にピカールが残ってしまいます)
ピカールを塗り、あとは力を入れて布で磨いてください。
写真では分かりにくいですが、黄色くくすんでいたのが、白っぽく輝きます。
こんなに真っ黒になりました!
お寺の仏具を全部磨くとこうなります。
智広寺では、お彼岸やお盆、報恩講前に「これが全部金でできてたらいいのにね~」なんて雑談しながら、皆さんとワイワイおみがきしています。
おみがきの仕方が分からない方は是非参加ください。ご自宅の仏具を持ってきてもかまいません。何十年も手入れしていなかった仏具も新品のようになりますよ!