宗派
同じ浄土真宗でもいくつもの派(宗派)というものがあります。
良く知られているのが真宗大谷派(東本願寺)と浄土真宗本願寺派(西本願寺)です。そのほかにも佛光寺派、興正派、高田派、木辺派、出雲路派、誠照寺派、三門徒派、山元派があり、これらを「真宗十派」と言います。
ご本尊 阿弥陀如来
それぞれの宗旨によって様々なご本尊があります。
浄土真宗の場合は阿弥陀如来(南無阿弥陀仏)です。
お釈迦様
お釈迦様は今からおよそ2500年前に北インドの釈迦族の王子として生まれました。名前をゴータマ・シッダールタと言います。
人間は、生まれてきた者は皆、老いること、病気を患うこと、死んでいくことが避けられないことを知り、出家します。
そして6年間の苦行の後、菩提樹の下でさとりを開き仏陀・ブッダ(目覚めた者人)となられました。
お釈迦様にはいくつもの呼び方があります。
本名のゴータマ・シッダールタ以外にも仏陀・釈迦牟尼仏陀・釈尊・世尊・釈迦如来などの呼び名があります。
お焼香の作法
これは真宗大谷派のお焼香の作法ですが、他宗派の葬儀や法事にお参りする場合であっても、真宗大谷派の作法でお焼香しても問題ありませんので、是非覚えていただきたいです。
①焼香台の前に進みご本尊に一礼します。※合掌は致しません
②右手で2度香を入れます。※押しいただいたり、煙をあおったりは致しません。そのままお香を入れてください
③指先で香盒(お香が入っている容器)のお香を平に整えます。
④ここで合掌し、お念仏を称えます。※ナムアミダブツ・ナムアミダブツと声に出してお念仏申してください。
⑤合掌をとき、一礼をして静かに退きます。
法名と戒名の違いとは?
戒名とは、定められた守るべき戒律を厳守していくという名乗りで、戒名を授かる(受戒)というところからきています。
真宗では戒律ということがないので、戒名とは言わず、法名と言います。「死後の名前」として備えるものではなく、法名は本来、生前に仏教徒のあかしとして頂くものです。
法名を頂くには「帰敬式」(ききょうしき)を受ける必要があります。本山(東本願寺)・別院・お寺でも受けることができます。
清め塩はいりますか?
「清め塩」は死を穢(けが)れと見なし、死を忌み嫌う(いみきらう)習慣から生まれたものです。それは、自分も必ず死すべき身であるにもかかわらず、自分だけは死から逃れたいという考えによるものです。本来、死に出逢うことは、私も死んでいく身であると自覚するばでもあります。真宗では、死を穢れとすることはありません。「清め塩」は、亡き人の身ならず自らをも冒涜することです。したがって、「清め塩」は必要ありません。
お線香は立ててもよいのでしょうか?
お線香は香炉(こうろ)の大きさに応じて折り、火のついた方を左にして、灰の上に置きます。立てることはしません。